投稿

12月, 2019の投稿を表示しています

生き甲斐 (Ikigai)という考え方

イメージ
全ての期末試験が先週終わり、遂に冬休みに入りました! 試験は各教科、4~4.5時間で実施され、  1) ケースの文章を読む 、 2) 与えられた情報を分析する 、 3) 分析結果を基に1,000~1,600 wordsで回答をまとめる 、 という3つの作業を時間内に完了する必要があります。 4時間と言うと「かなり長い」という印象ですが、実際に試験を受けてみると、あっという間に時間が無くなり、むしろもう1時間欲しいくらいでした。ほとんどの生徒が、ギリギリまで時間を使い回答を書き上げていました。 質問の内容は科目によって多少の違いはありますが、基本的には「 あなたがこのケースの主人公だったら、何をするか? 」ということを聞かれます。 この質問に答えるために、以下等の要素について幅広く触れることが求められます。 現状の課題は何か? 課題の真因は何か? 課題を解決するための施策には、どのようなものが考えられるか? その施策の内、どれをどのような優先順位で実行すべきか?(短期 vs. 中長期) その施策の効果を、どのような指標でモニタリングすべきか? 実行した施策が上手くいかなかった場合のプランBはどのようなものが考えられるか? 実際のビジネスの世界でも、経営者は自ら課題を特定し、答えるべき質問を自分で設定する必要があるため、HBSにおける試験問題もあえて生徒一人一人に「何が重要なのか」の判断を委ねているように思います。 HBSでの初の期末試験を受けてみての感触は、…そこそこ難しかったです。。ただ、周りの生徒も同様の反応だったので、あまり心配しないようにします!笑 さて、前回のブログ記事では「 生徒が教授をいじる 」ことについて触れましたが、それに加え、各学期の最後のクラスでは「 教授が生徒へメッセージを送る 」ことも伝統となっています。 教授がこれまでの経験を基に含蓄のある言葉を送ってくれるのですが、個人的にはLEAD (リーダーシップの授業)の教授の言葉が特に印象に残りました。 メッセージを送るにあたり、LEADの女性教授は自身のストーリーを共有してくれました。 PhDを取るために、HBSで研究をしたかったが面接で落ちてしまい、結局MIT(マサチューセッツ工科大学)で研究をすることになった しかし、自分の専門...

HBS流イジり方

イメージ
あっという間に学期末になり、来週から 期末試験 が始まります…! 2年間のMBA生活の4分の1が既に終わってしまったと思うと、少し寂しささえ感じます。 …と言うのも、8月に入学してからのこの4カ月は、 本当に毎日が充実していて楽しかった からです! 授業で取り扱うケースの内容が興味深いことはさることながら、授業中も議論を通じて新たな視点や発見に繋がることが多かったです。 また、1学期を通して同じ約90名と毎日授業を受けていると、セクションの絆も深まり、「 一生の友達 」と言える友情が芽生えます。入学した当初はお互いに緊張していたため探り探りでしたが、今ではそこの緊張感や遠慮が良い具合に解きほぐされて、心地良さを感じています。 そんな中で授業の楽しみ方も高度化しており、「 Section Bingo 」と呼ばれるゲームが水面下で行われている日があります。 ルールは簡単。その日の授業で起こると思われる事象を、参加者各自が5×5のマスに並べ、「ビンゴ」を狙うというもの。 ビンゴのマス目に入れる項目は、教授や生徒の傾向・クセをイジったものが多く、例えばこんな感じ。 会計の教授Aがチョークを手の上で転がした後、宙に投げて1回転させてキャッチしようとして失敗する リーダーシップ・組織論の教授Bが「Why are you guys laughing?」とクラスに聞く (生徒がクスクスしだすと、自分が笑われているのではないかと不安になる) オペレーションの教授Cが、生徒Dの名前を間違った発音で呼ぶ 生徒Eがテスラ(電気自動車の会社)について触れないように気を付けながら発言する (学期前半に発言する際、ほぼ毎回、前職のテスラの経験を混ぜてきたことで、周りからいじられるようになり、今はテスラについて話さないように気を付けていることが、逆に周りからいじられている) 生徒Fが「xxのリサーチによると…」と、誰も知らない研究結果を基にコメントする (誰もそのリサーチの確からしさが分からない…笑) 生徒Gが教授からのコールドコールを受ける (何故か教授からコールドコールされやすい生徒が数人いる) ブラジル出身の生徒が、ブラジルの話題に興奮する 時々このようなビンゴが開催され、授業の醍醐味の一つとなっています笑 また、HBSでは 毎週...